こんなやり取りがありました。
「売上が悪いので改装をやります」
「改装やったらなんで売上あがんの?」
「外装も内装もキレイにしますし、客席も増やします」
「だから、何が変わるから売上あがんの?」
「看板を明るくし、夜の客数が倍増できます」
「だから、なんで客数があがんの?」
「いやあ、新しくなりますし、みんな新しい物好きですから」
「今日の満足、明日の不満足。新しいものもすぐ古くなるぞ」
「おしゃれなデザインですし、女性が入りやすい店になります」
「そのおしゃれって何点?点数に出来んの?」
と良くありがちな、やり取りの後
「経営者が頼るもんが二種類ある。一つは宗教や。神頼みしてる社長はぎょうさんおる。我々は数字に頼る。困った時こそ、数学と科学や」と社長。(勝手に大阪弁にしています)
location pointとは、立地得点を言います。
その店の立地を、100m先・200m先からの視認性や出入りのしやすさなど、いくつもの項目で点数化します。
「立地得点が上がるからやろ。その外装やったら、何点になんの。何点上がったら、売上はいくらあがんの?」
立地得点の為に、店舗調査をもう一度行った。
最適レイアウトを組む為に、組人数調査と席効率調査をもう一度行った。
問題点を探る為に、AF分析をもう一度行った。
お客様の意見を知る為に、アンケートを行った。
そして、投資回収の計算を明日やる。
これだけやったら、失敗するわけがない。
万一失敗しても、何が違ったかが検証できる。
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